■■ギターの様々なチューニング方法の中から比較的使用頻度の高いものを紹介します。■■
Regular

Regular 
(6E・5A・4D・3G・2B・1E)

これは、一般的なチューニングなので問題ないですよネ。ピアノなんかと合わせる時は基準音の周波数のチェックもした方がいいでしょう。「A=440Hz」とか。オーケストラでは「A=442Hz」が主流らしいです。(やったことないので未確認ですが…。)

Drop

Drop D (6D・5A・4D・3G・2B・1E)

Double Drop D (6D・5A・4D・3G・2B・1D)

Drop G (6D5G・4D・3G・2B・1E)

これらは、「Regular」を基本にある弦だけ(場合によっては複数)を変化させるチューニングです。「Regular」に近い演奏感なので、変則チューニングとしては、やりやすい方でしょうか。また、「Drop D」や「Drop G」なんかは、低音弦を低くする事で音の幅が広がるのでベース音の自由度が増します。

Open

Open C (6C5G4C・3G2C・1E)

Open D (6D・5A・4D・3F#2A1D)

Open Dm (6D・5A・4D・3F2A1D)

Open E (6E・5B4E3G#・2B・1E)

Open F (6C5F4C3F2A1C)←通常のゲージではかなり厳しい。

Open G (6D5G・4D・3G・2B・1D)

Semi Open G (6E・5A・4D・3G・2B・1D)

Open Gm (6D5G・4D・3G2Bb1D)

Open A (6E・5A・4E3A2C#・1E)

これらは、スライドバー(ボトルネック)奏法をする時によく使われるように思います。「Open G」なんかは、「Semi Open G」の方が「Regular」に近い演奏感なので、少し雰囲気だけ味わいたい時にはよく使われる気もします。そういう意味では「Drop」に含んでもよかったかも知れませんね。また、マイナー系はあまり一般的じゃないかも知れませんが、「Open Gm」なんかは平行調の「Bbメジャー」として使われることもあります。

Other

Dadgad(D Modal) (6D・5A・4D・3G・2A1D)

Open D7 (6D・5A・4D・3F#2A1C)

Double Slack(Open GM7) (6D5G・4D・3F#・2B・1D)

A Modal (6E・5A・4D・3E2A・1E)

Lute (6E・5A・4D・3F#・2B・1E)

Nashville (6e5a4d3g・2B・1E)または(6e5a4d・3G・2B・1E)

これらは、上記以外で比較的有名なチューニング方法です。

Dadgad」は、Dの3rdの音を含んでないので、メジャーにもマイナーにもアレンジしやすいです。「A Modal」と共に、ブリティッシュ系のギター弾きの方がよく使われてるようです。

Open D7」は、「Open D」の1弦をさらに1音下げてm7thの音を出すことで、ブルージーさを出しています。

Double Slack」は、ハワイアンではポピュラーなようです。

Lute」は、ギターの前身のリュートのチューニングを真似たものだそうです。クラシカルなアレンジに向いてるようです。

Nashville」は、低音弦(3~6弦または4~6弦)に通常の1~3弦または1~4弦を張るか、12弦ギター用の復弦をそれぞれに張るかして、通常の1オクターブ上でチューニングします。普段と同じことを弾いても、すごくきらびやかな感じになります。